2024年後期のNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」で主人公を務める橋本環奈(はしもと かんな)さん。
物語の舞台は大阪です。
2020年放送の「ルパンの娘」で演じた北条美雲の京都弁が不自然と言われた環奈さん。
今回、舞台が大阪だけに関西弁にどこまで近づけることができるかが注目されます。
本記事は、橋本環奈さんの関西弁がどんな風に不自然であったか?
今後、関西弁にどのように挑んでいくかなど検証してみたいと思います。
目次
橋本環奈は関西弁に四苦八苦?
引用:Instagram
テレビドラマ「ルパンの娘」。
2020年に放送されたこの作品では、橋本環奈さんが京都弁で演じ、視聴者たちに賛否の声が上がりました。
橋本さん自身も公式のインタビューで、「イントネーションの難しさを感じています」と語り、京都弁に四苦八苦していたそうです。
視聴者の中には、「京都人あんな話し方しない」「標準語で演技してくれへんやろか」という疑問の声も多く聞かれました。
しかし、そんな中、2024年の連続テレビ小説「おむすび」では、橋本さんが関西弁を話すことが予想されています。
この作品では、主人公が福岡県糸島市で育ち、その後神戸や大阪で活躍する設定となっており、橋本さんが関西弁を話すことは、物語に合致していると言えるでしょう。
しかし、この設定であればドラマ中での橋本さんは、関西出身という設定ではないので「言語問題」はひとまず安心といったところでしょうか。
関西弁について、過去に橋本さんは「外国語を習っているような感じ」「(普段と)どっちが正しかったっけ?」と苦戦しているとコメントしていたことがります。
それでも、普通に台詞を話す姿には違和感を感じない視聴者もいたようです。
関西弁は、音の高低や長短、独特のアクセントが特徴的で、ネイティブな話者とそうでない話者との間で微妙な違いがあります。
しかし、橋本さんの挑戦への期待と、その努力に敬意を表する声も多く寄せられました。
2024年の連続テレビ小説では、橋本さんの言語の挑戦がさらに広がることでしょう。
彼女の演技と、新たな言語での表現力に期待して、ドラマの放送を楽しみに待ちたいと思います。
違和感を感じる3つの理由!
橋本環奈さんの関西弁の違和感!
どんなところが、そう感じた要素なのでしょう。
考えられる3つの理由を検証してみました。
違和感を感じる理由① 方言の使い方が特徴的
違和感を感じる理由の1つ目は、日常会話の京都弁では、使わないような方言が使われていることです。
2020年放送のテレビドラマ「ルパンの娘」で、橋本環奈さんが演じるキャラクターは、京都で代々続く名探偵一家の娘。
セリフは京都弁になりますね。
しかし、視聴者の中には、彼女の京都弁に違和感を感じる人も多かったのです。
「プロの犯行どす」
「殺人を楽しむ快楽犯どす」
彼女のセリフには、日常の京都弁にはあまり見られない
「どす」
といった方言が使われていたからです。
実際、京都の人々の日常会話では、「どす」といった強調的な方言はあまり一般的ではありません。
橋本さんのセリフに使われるこの独特の言葉は、京都弁とはちょっと異なるものでした。
周囲からのツッコミが予想されるような言葉選びでしたが、ドラマ自体がコメディの要素を持っていたことから、意図的に方言を強調したとも考えられます。
この独特の方言選びは、視聴者に強烈な印象を与え、ドラマに独自の雰囲気を持たせました。
実際、ドラマ内のセリフが視聴者の間で話題に上がり、流行語として広まることもあります。
例えば、 「スケバン刑事」の おまんら、許さんぜよ!
「あまちゃん」の じぇじぇじぇ
このような狙った方言の使用は、番組のヒットに結びつくこともあるのです。
橋本環奈さんの京都弁が日常のものとは異なることに違和感を感じつつも、その独特な言葉選びがドラマに独自の個性を与え、視聴者を引き込む効果があったことは間違いありません。
視聴者としては、この独特の方言がどのようなシーンで使用されるのか、興味津々でドラマを楽しむことができました。
違和感を感じる理由② イントネーションがガタガタ
違和感を感じる理由の2つ目は、京都弁のイントネーションではない!ということでした。
日本語のイントネーションは、微妙なニュアンスや意味の違いを伝える重要な要素です。
同じ言葉でも、強調する音節が異なると、意味が変わってしまうことがあります。
特に地域や方言によってイントネーションのパターンが異なり、そのため、関東と関西では同じ言葉でも発音が違います。
このため、京都弁のイントネーションは独特で、地域ごとの文化や雰囲気を反映しています。
しかし、橋本環奈さんは博多弁で育ち、上京して標準語を学んできたため、ネイティブの京都人と同じように完璧な京都弁を話すことは難しいかもしれません。
彼女が演じるキャラクターの京都弁がイントネーションに違和感を感じる視聴者もいます。
ただ、私的な意見としては、そこまで気にならずに作品を楽しむことができました。
たとえ演技が素晴らしい俳優や女優であっても、時折イントネーションに違和感を感じることはあるものです。
視聴者がイントネーションにシンドさを感じるのは、ネイティブ京都人であるからこその感覚なのかもしれませんね。
それでも、橋本環奈さんの努力と挑戦には敬意を表し、彼女の演技が物語にどれほど魅力を加えているかを感じ入りながら、作品を楽しんでいます。
視聴者として、俳優や女優の演技にリアルな要素があることは、時に作品に奥行きを与え、親近感を感じさせてくれます。
違和感を感じる理由③ 標準語を交えた方言
違和感を感じる理由の3つ目は、標準語に聞こえるような方言になっている!ということでしょうか。
テレビドラマや映画において、地域の特色を表現する際、キャラクターの方言は欠かせない要素です。
しかし、ネイティブの方言をそのまま使ってしまうと、視聴者に理解されにくい場合があります。
実際、方言があまりにも強すぎると、ストーリーが伝わりにくくなることもあります。
ここで重要なのは、標準語と方言の絶妙なバランスだと思います。
一方で、方言の独自性を活かしたいという意図もあります。
そのため、演技においては標準語を交えた方言を駆使することが一つの方法とされています。
これによって、視聴者に伝わりやすくしながら、方言の魅力や独自性を引き立たせることができるのです。
テレビ業界では、標準語に極端な方言を混ぜることが、作品において“ちょうどいい”とされているそうです。
この絶妙なバランスが、視聴者にとって受け入れやすく、また、方言が日本語の表現をポップでキャッチーなものに変える重要な“ツール”となっていんだとか。
実際、視聴者はキャラクターやストーリーに感情移入することで作品を楽しむため、役者や脚本家がこのバランスを見極め、視聴者にとって自然な形で方言を楽しませることが求められているのです。
こうした工夫によって、方言は作品に奥行きを与え、視聴者にとって一層魅力的な要素となっているのです。
周りの評価は?
SNS上での皆さんのコメントは・・・
かなり、違和感を感じている方たちがいますね。
ただ、この違和感が逆に中毒性を持ち、その後このキャラクターが話す言葉に
”今回はどんな違和感のある言葉を発するんだろう”
という 期待?のようなものが現れていたのではないのでしょか?
まとめ
今回は、「橋本環奈は関西弁に四苦八苦?違和感を感じる3つの理由とは!」という内容でまとめてみました。
周りのコメントからは、違和感があるとの否定的なものが多かったですね。
でも、多分 制作側の意図的なものではなかったのか?という気がしました。
「ルパンの娘」以降もたくさんのドラマ・映画に出演している橋本環奈さんのまわりには、たくさんの関西出身の方もいるはずです。
頑張り屋の橋本環奈さんのことですから、関西ネイティブの人達からたくさんのことを吸収して、「おむすび」では絶賛される関西弁を披露してくれるのではないでしょうか?
ドラマの放送を期待して待ちたいと思います。
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