大谷翔平エンゼルスを去った理由

「ファンの皆さん、野球関係者の皆さん。決断に時間がかかってしまい、申し訳ありません。
私は、次のチームをドジャースに決めました」

日本を誇りにし、MLBで圧倒的な活躍を見せてきた大谷翔平(おおたに しょうへい)投手が、ついに新たな舞台へと進むことが発表されました。

2023年12月9日(日本時間10日)、自身のInstagramを通じて、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍を報告しました。

これに伴い、その契約金がプロスポーツ史上類を見ない1015億円となり、注目を集めています。

本記事では、なぜ大谷選手がエンゼルスを去る決断を下したのか、その背後に隠されたストーリーに迫ります。

大谷翔平ってどんな人

大谷翔平エンゼルスを去った理由

引用:Instagram

大谷翔平(おおたに しょうへい)は、日本のプロ野球選手で、2023年現在はロサンゼルス・ドジャースに所属しています。

プロフィール

生年月日: 1994年7月5日
出身地: 岩手県水沢市
身長/体重: 約193cm / 約95kg
ポジション: 外野手、投手(右投左打)

経歴:

アマチュア時代: 花巻東高等学校では、投手として、また打者としても優れた成績を残しました。

プロ入り: 2012年のプロ野球ドラフトで日本ハムファイターズから1位指名を受け、プロ入り。

日本ハム時代: 2013年から2017年まで、投手としても打者としても活躍。2016年にはプロ野球史上初の投手と指名打者の両部門でベストナインのダブル受賞に加え、リーグMVPに選出される。

MLB挑戦: 2017年にロサンゼルス・エンゼルスにMLB挑戦。投手としても打者としても注目を浴び、二刀流としてプレー。

ドジャース移籍: 2023年にロサンゼルス・ドジャースに移籍。

特徴:

二刀流: 大谷は投手としても打者としても高い能力を持つ二刀流選手です。投手として速球や変化球を駆使し、打者としてはパワフルなバッティングが特徴です。

謙虚で真面目な性格: 彼は謙虚で真面目な性格として知られており、メディアやファンからの人気も高いです。

大谷翔平は、その驚異的な実力と謙虚な姿勢から、日本国内外で多くのファンに支持されています。

エンゼルスとは?

ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州アナハイムを本拠地とする、メジャーリーグベースボール(MLB)に所属するプロ野球チームです。

エンゼルス
  1. 設立: 1961年にアナハイム・エンゼルス(Los Angeles Angels)として創設されました。その後、1971年からはカリフォルニア・エンゼルス(California Angels)、2005年からはロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに改称されました。

  2. 本拠地: エンゼルスの本拠地球場はアナハイムにあり、正確には「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」と呼ばれています。球場は地元ファンからは「エンゼルス・スタジアム」として親しまれています。

  3. チームのカラー: エンゼルスのチームカラーは赤、白、および青です。チームのロゴには「A」の文字とエンゼルスの名称が組み合わさったデザインが特徴的です。

エンゼルスは長い歴史を持つメジャーリーグのチームであり、その活動領域はロサンゼルスを中心としたカリフォルニア地域に広がっています。

ドジャースとは?

ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州ロサンゼルスを本拠地とする、メジャーリーグベースボール(MLB)に所属するプロ野球チームです。

ドジャース
  1. 設立: ドジャースは1883年にブルックリン(ニューヨーク)で創設され、1958年にロサンゼルスに移転して現在の名前になりました。

  2. 本拠地: ドジャースの本拠地球場はロサンゼルス市内にある「ドジャー・スタジアム」と呼ばれています。球場は地元ファンに愛され、特徴的な外観として知られています。

  3. チームのカラー: ドジャースのチームカラーは青、白、および赤です。チームのロゴには「D」の文字が特徴的に使われています。
  4. 選手の多国籍性: ドジャースは国際色豊かなメンバー構成で知られており、世界中から才能ある選手が集まっています。

  5. 歴史的成功: ドジャースは長い歴史を誇り、数々のリーグ優勝とワールドシリーズ制覇を果たしています。

ドジャースはロサンゼルスの象徴的なスポーツチームの一つであり、野球ファンに広く愛されています。

大谷翔平がエンジェルスを去った5つの理由!

世界的な注目を集め、その圧倒的な実力で野球界を席巻してきた大谷翔平が、ロサンゼルス・エンゼルスを離れることが決定しました。

その決断の背後には複数の要因が絡み合い、彼の新たな挑戦の地となるロサンゼルス・ドジャースへの移籍が実現しました。

大谷がエンゼルスを去る5つの理由に迫りながら、なぜ彼が新たな道を選んだのか、その背景を探ります。

大谷翔平がエンゼルスを去った理由① PSへの強い想い

大谷翔平エンゼルスを去った理由

引用:Instagram

大谷翔平がエンゼルスを去る理由の一つは、彼のメジャーリーグでの6年間にわたるポストシーズン(PS)進出の経験のなさでした。

WBCでの優勝やシーズンMVP、個人タイトルの獲得といった輝かしい実績を持ちながらも、大谷はメジャーリーグでのプレー中、一度もポストシーズンに参加する機会を得られませんでした。

この経験から、大谷は「11年連続PS進出の常勝軍団」であるロサンゼルス・ドジャースに加わる決断を下したのです。

彼にとって、単なる契約金の額ではなく、挑戦できるチームを選ぶことが重要でした。

大谷は高みを目指すならば、そのための堅固な土台が必要だと認識していたのです。

大谷の心には常に「世界一のチーム」の一員になりたいという強い思いがありました。

そのため、PS進出という舞台で、自身の才能を世界に証明することが大谷にとって不可欠であり、ドジャースとの新たな挑戦がその夢を実現する一歩となるでしょう。

大谷翔平がエンゼルスを去った理由② エンゼルスの金銭的余裕の無さ

大谷翔平がエンゼルスを去る理由の一つは、チームが大谷を獲得できるだけの金額を提示できる状況になかったことが考えられます。

コロナ禍の影響や資金の不足などが原因で、エンゼルスは破格の金額を提示するだけの余裕を持てなかった可能性があります。

たとえば、大谷に対する契約金だけでなく、他の選手の補強にも資金を使う必要がありますが、そのための余裕が不足していたと考えられるのではないでしょうか。

大谷以外の選手の補強も重要であり、競争の激しいメジャーリーグで成功するためには、バランスの取れた強化が求められます。

エンゼルスが資金的に厳しい状況にあったため、大谷以外のポジションの補強や他の重要な選手の獲得が難しくなり、大谷がより成功する可能性を追求するために新たなチームへの移籍を選んだと考えられます。

大谷翔平がエンゼルスを去った理由③ エンゼルスは弱すぎる

大谷翔平がエンゼルスを去る一因は、チーム全体の実力不足と組織の問題が影響していたことが考えられます。

エンゼルスは投手力が弱く、特にリリーフ陣の不安定さが勝負を左右していました。

オーナーの好みにより、長打力のある野手ばかりが重視され、投手陣の整備がおざなりにされていたことは明らかです。

ネビン監督の采配にも問題があり、投手の交代タイミングや攻撃時の戦略に不備が見受けられました。

また、育成システムの不備により若手選手の成長が十分でなかったことや、高年俸の選手が不調や怪我で離脱した際にチームの選手層が薄くなり、負け越しに繋がるという課題も存在しました。

中継ぎ陣の不調や下位打線の打撃不振も相まって、エンゼルスは強力なチームとは言い難い状況でした。

これらの要因が積み重なり、エンゼルスが大谷翔平にとって十分な挑戦の舞台や成功への道を提供できないとの認識が生まれたことが、彼の移籍の一因となったと考えられます。

大谷は個人の輝きだけでなく、チーム全体が強力であることを求め、その条件を見いだせる新天地を求めてエンゼルスを去ったのかもしれません。

大谷翔平がエンゼルスを去った理由④ ドジャースなら勝てる

大谷翔平がエンゼルスを去る理由の一つは、ロサンゼルス・ドジャースが勝てる環境と多彩な強化策を提供していたことです。

彼はエンゼルスでの経験から、常に世界一を目指し、プレーオフに進出する強豪球団でのプレーを望んでいました。

ドジャースは2020年に世界一に輝くなど、11年連続でプレーオフに進出する常勝軍団で、その強さが大谷の野球人生において大きな魅力となりました。

打線の圧巻の破壊力も大きな魅力の一つで、ベッツやフリーマンを含む好打者たちがずらりと並び、得点力のあるチームであることが分かります。

また、新たな投手として山本由伸の獲得の可能性も示唆されており、才能ある選手が集まる環境が整っています。

生活環境もドジャースが提供する一因であり、引っ越しの必要がないことや通訳のサポート、ペットにとっても良好な環境が整っています。

大谷勧誘においては、3度目の正直とも言える迎え入れのための体制が整えられ、チーム総年俸の調整やDH枠の確保、そして手術を担当した医師がチームドクターとしてサポートする充実した体制が整っていることも大きな要因です。

最終的にはドジャースの豊かな資金力も、大谷にとってドジャースが勝てる場所であるという確信を強める一助となりました。

大谷翔平がエンゼルスを去った理由⑤ ドジャースの大谷翔平への想い

大谷翔平がエンゼルスを去る理由の一つは、ドジャースが大谷翔平を追いかけ続け、彼を射止めた背後には強い絆がありました。

昨オフには大谷獲得に向けて大型契約を見送りDH枠を空けて待つなど、チーム全体が大谷翔平の獲得に集中していたことが浮き彫りになります。

エンゼルスでは「17」を6年間背負っていた大谷に対して、ドジャースの選手は彼に合意前に背番号「17」を譲る意向を示し、その一環としてドジャースは環境の整備や条件の破格さを提供しました。

ドジャースは花巻東高時代から大谷を熱心にスカウティングし、成長を見守り、2012年ドラフトで1位指名した日本ハムに説得されるまで彼の加入を熱望していました。

2017年のメジャーリーグ挑戦時にも積極的にアタックし最終面談には、クレイトン・カーショーらスター選手を送り込んだほどです。

ドジャースのナ・リーグが2022年から指名打者制を導入したことで、先発投手&指名打者の二刀流として活躍できる幅が広がり、大谷の能力を最大限に引き出せる環境を整えました。

大谷翔平がドジャースを選んだ一因として、彼の成長を見守り続け、念願のドジャース入りが叶ったことに対するドジャースの想いが大きく影響していたと言えます。

この長い歴史の中での絆が、大谷にとってドジャースが最適な場所であると感じさせたのでしょう。

まとめ

大谷翔平エンゼルスを去った理由

引用:Instagram

大谷翔平がエンゼルスを去った理由は複合的で、様々な要因が絡み合っていました。

まず、エンゼルスの投手力の弱さや野手陣の不調、そしてネビン監督の采配の課題が挙げられます。

これに加えて、育成システムの不備や若手選手の伸び悩みがあり、選手層の厚さが不足。

資金力の制約もあり、高年俸の選手が不調や怪我で離脱すると、選手層の薄さが露呈し、負け越しに繋がることもありました。

一方で、大谷がドジャースに移籍した理由は明確なものでした。

ドジャースは常に大谷の成長を追いかけ、昨オフには大型契約を見送り、大谷獲得に資金を集中投入し、待望の移籍を実現。

彼はドジャースが持つ強力な打線や投手力、優れた組織体制、そして資金力のある球団でのプレーを望んでいました。

さらに、生活環境の良さや、ドジャースが彼を花巻東高時代から追いかけ、尊重していたことも大きな要因だと考えられます。

これらの要素が合わさり、大谷はエンゼルスを去り、新たな挑戦の舞台としてドジャースを選びました。

今後は、ドジャースでの大谷の活躍に期待が高まります。

彼の二刀流としての能力が存分に発揮され、新天地での挑戦が成功につながることを願っています。

ファンや野球愛好者たちは、大谷の更なる成長と成功に胸を躍らせており、その活躍が野球界に新たな感動をもたらすことでしょう。

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